この3カ月も楽しいドラマがいっぱいでした。
最終回感想。

なんか、思ったよりも長文になったので、何回かに分けます。

今回はこちら!

■月曜日

ラブソング

最終回は複雑な気持ちになりました。

思いの外福山さん演じる神代先生側に思い入れをしていたからなのか、結局すれ違った恋心はクロスすることはなく、終わったらということなんだと思うとやっぱり切ないなぁって。
さくらちゃん側はまた別の切なさがありましたが、それでも今度こそちゃんと失恋できて、新しい日常を始めていて、そこには空一が居て、友達とだってちゃんと連絡はとっていて、大好きだった先生が作って世に出す曲をリスナーとして聞いて、ちゃんと前を見て未来に向かって生きている姿が描かれていたので、こちらはまぁいいのではないかしらと。
まぁ、あのラストを迎えたのは、先生が一歩踏み出さなかったからであり、そのくせ音楽で繋がろうとして、遠くに切り離すこともしなかったからだと思うので、必然といえば必然。
空一が言った「俺とさくらのじゃなをしないでくれ」っという言葉が少なくも先生の心に刺さっているといいけれど、あれって何話だったかなー。
個人的には安易なハッピーエンドでまったく問題ないので、先生とさくらちゃんがくっつけばよかった思うし、空一くんはあのお姉さんとくっつけば良かったのに。
わりかし現実的に、おじさんに恋した女の子とカウンセラーと患者という関係性が描かれていたのかなーって。
年齢差だったり、関係性だったり、踏み出してはいけない理由がいっぱいあって、それらをまるっと無視して彼女と向き合えるのが「音楽」と向き合っている時だった、ということかなと。
それってズルいってことなんでしょうね。精一杯向き合ってきたさくらちゃんに対して。
着かず離れず、離さず、捕まえず、そっと近くにおいておくだけ。まぁ、ズルいよね。ズルいおじさんは、結局可愛い女の子と新しい幸せな日々を過ごすことは出来ませんでした、ってね。

切ない。切ないなぁ。でも、大人だからね。仕方ないっていいたくないけど、仕方ないよね。

脳内で物語を描くなら、あの恋はまだ終わっていなくて、次の再会は「音楽プロデューサー」と「シンガー」として。
ちゃんとデビューしたさくらちゃんが、神代先生の書いた曲をライブでカバーしたりとかしてて、でも積極的な歩み寄りをしたわけでもないのに、邂逅の時が巡ってきて、しかもその時すでに、まさかの隣に空一くんがいない、とかなっていたら、それはそれはもう!いいね!
さくらちゃんも大人になっていて、でも根っこの部分は変わっていなくて、二人でまた曲を作って、みたいなね!

うーん、そう考えると悪くない終わり方だったのかも。
若者は若者同士くっついたなーって思ったけど、あれだって、ずっと永遠に続く絆かどうかなんてわからないわけで。
さくらちゃんは素敵な女性で、空一くんもかっこ良くて、そんな二人がずっと支えあって生きていけば、なーんて雰囲気の物語じゃない。

好きな人の隣で笑ってて、でも実はそれがとっても辛くて、そんな気持ち言えるのは親友だけで、今身の回りにあるものをすべて投げ出して逃げ出すことも辞さない、そんな女の子のお話だったのだから。

彼女の未来はまだまだ続くし、神代先生は彼女の未来を妨げるものじゃないし、そんな二人の人生がまたクロスする日が来たっていいと思う。
そんな風に思うには、安易にくっついた二人よりもこの終わり方の方がずっといい!
感想を書いていたら、スッキリしました。

思いの外楽しめた月9。今回もありがとうございましたー。

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